「私ですか!?」




私がいつ、この人の人生を変えたというのだろう。


「私あなたに何もしてませんよ?」



すると男はフェンスの外を見つめ静かに言った。


『同じ想いのあんたと出会った事が、変われるきっかけだと俺は思う』


「すごい無理やり」


『そうかもね(笑)』



だけど、何故か私はこの人を・・・







愛しいとさえ

思ったのだった








分かり合える事など極"まれ"で・・・だからこそ、そういう人に出会える可能性は5%にも満たないだろう。


それなのに、私はたった今出会った。




この気持ちは何なのだろう。



これを恋と呼ぶのでしょうか・・・







神様、

これは運命ですか?