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学校に着き、携帯のサブ画面で時間を確かめたがまだ十分間に合う事が分かった。


「本当ありがと。遅刻したらどうしようかと思った;;」

『いいえ。前に数学写させてくれたし』



私達はたわいもない会話をしながら教室へと歩いた。

学校の女の子はやはり転校生の話題がほとんどで、何がそんなに?という私の疑問はますます膨らんだ。



さすがの秋葉も、学校中が騒ぐほどの事なのだろうか?と一緒になって不思議がった。




ガラ


ドアを開けると噂話に花を咲かせているクラスメイトが私と秋葉に詰め寄った。



『ねぇねぇ!知ってた!?転校生が・・・』


「秋葉から聞いた。何でそんな大騒ぎなの?」


女の子は期待で顔がほころんでいた。



何?;;


『帰国子女らしいよ♪』


帰国子女?




その言葉に秋葉は素早く反応し、

『うっそ!!聞いてないよソレ!』



と一緒になって騒ぎ立てた。



帰国子女だからって何?



別にかっこいいと決まったわけじゃ無いでしょ;;