それを聞くまで単位のことが全く頭になかった私は本当に学生なんだろうか……。 尚稀の一言により怠け者の国から現実世界へ引き戻された私。 席に着くやいなや、出席数を数え始めたのだった。 そして、 今に至る。 痛いところを突かれ、ずっと口をつぐんだままの私。(その間、ずーーーーーっと膨らんだままのほっぺた) 呆れつつも、尚稀は私に優しい笑顔を向けていた。 *