「大変申し訳ありませんでした。」


水谷さんが頭を下げる



「いやぁ、渡久山君がうちの娘のパンティを拾ってるなんて、傑作だな。」



あの警察官はマリアちゃんのお父さんの知り合いで水谷さん
結局あのパンティーはマリアちゃんのもので、待ち合わせ場所に行く途中ずり落ちて、気づいた時にはもう手遅れ
仕方なくマリアちゃんは替えのパンティーを頭に被ってたという



そしていま
マリアちゃんの家


マリアちゃんのお父さんと
水谷さんと
マリアちゃんと僕

なんか四人でお話をしてる



「そうだ水谷さん。渡久山君はね、この間の『高校生、刑事殺害事件』の犯人を捕まえましてね。」


自慢げにマリアちゃんのお父さんが話す


「ほぉ、この子が、あの事件を。」