「どうかした?
俺、何か悪いこと言った?」




「えっ!あ、違うの、、、結華ちゃんの事は名前で呼ぶのに私の事は苗字で呼ぶから、、、、、、。結華ちゃんが羨ましくなっちゃって。」




あぁそういうことか。




軽い嫉妬、



自分の嫉妬に気付いてない彼女はとんでもない天然だろう。




少し頬を赤らめて俯く彼女を意味もなくギュッとしたいと思った。




どういった感情なのかはよくわからないけど、とにかく触れたい、、、、、。







「寒くない?手繋ごうか。」




「あ、うん。」




「葵。」



「ふえっ!?」





「だって、葵でしょ?名前。」




「あ、うん!ありがとう。」