「きゃぁぁっ!!!」


真夜中の森の奥で
大きな悲鳴がこだまする。






「…憂……美憂!!
起きなさいっ!!」

せっぱ詰まった女性の声が
耳に入ってくる。




「ん…?
なぁにぃ?」

状況が理解出来ず、
寝ぼけ眼で
目を擦りながら起きる。