たくさんの人でにぎわう街中。
そのにぎやかな街の裏にある公園があった。

とても古い公園ってわけではないが、昼でも夜でも関係なく全く人気(ひとけ)のない質素なところであった。
この公園に人が寄りつかなくなったのはおよそ1年前。ここを通りかかった人全員が女の幽霊を目の当たりにしているのだ。

それからというもの、その公園の周辺を通る人はいなくなったのだという。