一週間ぶりに会った美空は、少し痩せた気がした。
元々細い体型だったけど、頬のあたりが余計にスッキリしてしまったように感じた。
…俺のせい。
罪悪感を感じながら、荷物が散らかった俺の部屋を通り抜け、美空の部屋に入ろうとする。
…あ。
俺のベッドの上に、美空からのクリスマスプレゼントが置いてあった。
「…それ…使って?海都のために選んだから…」
俺の視線に気付いた美空は、ダウンジャケットとマフラーを指差して言った。
「…うん。サンキュ」
一週間前のことを頭の片隅で思い出しながら、俺は美空の部屋に入った。
.:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:.