「えー?」
美空の手の中にあるカードを取り上げ、目を通す。
『この度 私達は結婚し 2人で共に歩むことになりました』
『今後とも 末永いお付き合いをお願いいたしたく ささやかながら結婚披露宴を行いたいと思います』
結婚式は、来年の2月に行うらしい。
へぇ、としか思わない俺とは正反対に、美空は招待状を見つめて大はしゃぎしている。
「21歳で結婚なんてすごいね!」
「パーティードレス用意しなきゃ!」
「旦那さんになる人、どんな人なんだろ?」
……そして。
「…いいなぁ、ウェディングドレス……」
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