周りからは、よく「仲の良い姉弟だね」って言われてた。 俺想いのねーちゃん、ねーちゃん想いの俺。 でも…なんか違うんだ。 「ねーちゃん」としての美空の存在。 …それ以上に、「ひとりの女」として、俺の中に美空がいるんだ。 ――そんな俺、高崎海都の、 ねーちゃんとの恋の話――。 .:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:.