「お連れ様のご用意が整いましたので、こちらへお願い致します」
さっきの愛想のいい女性が、俺の控室をノックした。
女性に連れられて、中央の誓いの場に立たされた。
静寂に包まれた薄暗い室内に、
コツ…コツ…コツ…
ハイヒールの靴音が鳴り響いた。
オルガンの音楽と共に、重厚なドアが音をたててゆっくりと開いた。
そこにあるのは…
「美空……綺麗だよ」
真っ青なイブニングドレスを身に纏った、着飾った美空の姿だった。
.:*:..:*:..:*:..:*:..:*:..:*:.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…