――1月31日。
俺はケータイのアラームで目を醒ました。
美空の好きな曲が、枕元で延々と流れている。
手探りでケータイを掴み、どのボタンかよくわからないまま適当に押し、鳴り続けるアラームを止めた。
……ついに、この日が来た。
俺はいつもよりスッキリとした顔で立ち上がり、顔を洗い、寝癖を直した。
テーブルの上の戸籍謄本に、ちらっと目を配って。
今日こそ、真実を告げられる。
美空と俺が、また恋人に戻れますように。
美空の…あの笑顔を取り戻せますように……。
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