「考え事してたんだ? 何、俺の事でも思い出してたのか?」 ドキッ 「おっ、図星? 嬉しいね〜♪ 俺に惚れちゃった?」 「惚れてませんっ!!!」 私、キッパリ言い切る。 「即答かよ。傷付いちゃうなぁ、俺」 涼は『傷付いた』と言うわりには、笑顔だった。