私、さっきから自問自答してる。 何やってるんだろう。 もしかしたら、とっくに涼は私の事なんか忘れて、2度と私の前に現われないかもしれないのに……。 思わず、クスッ、と苦笑い。 すると。 「よっ。無防備だなぁ。こんな所に寝てたら、襲っちゃうぞ」 ドキッ そのセリフと共に私の頭の方から、上下逆向きに覗き込んできたのは、涼だった。