「しおり先輩!これから映画見に行きません?友達が来れなくなって前売り券余ってるんですけど…」

「絶対に行く!!!その映画すっごく見たかったんだぁ。死んでも見に行くよ」

「じゃあ駅前に3時に来てくださいね。」

「はーい。楽しみにしてるよ。」




「山ちゃん!」

「どうした?」

「今日一緒に映画見に行こうよ!」

「俺的恋愛ものは寝ちゃうと思うんだけど?」

「駅前に3時にね!」

「おい!行くなんて言ってないけど…。」

「どうせ暇でしょ?」

「まぁそうだけど…。」

「じゃあ決まり!」

「…了解。」

「ねぇ山ちゃん。もし引っ越しても山ちゃんの心にずっと私は残れるのかな?」

「みーちゃん…?」

「なーんてね。」

「もしかして引っ越し決まった?」

「引っ越しは、明日かもしれないし、もっとずっと先かもしれない」

「またそれ?」

「山ちゃん好きよ?たとえ山ちゃんの心に私が残らなくても私の心にはずっと残るから。」

「おい!みーちゃん?」

「なぁに?」

「後でまた会えるんだよな?一緒に映画見るんだよな?」

「うん!そうだよ。また会えるよ。バイバイ」

「おう!後でなぁー」