おまけです。


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声が聞きたくて、あなたの名前を、何度も何度も、叫んでいました。




でも、気付いたら、ベッドの中で、あなたはいつもと変わらず、壁に飾ったポスターから、私に微笑みかけている。




夢にまであなたが出てきて、私を惑わすの。





「なんで、こんなに、好きになってしまったの??」




胸に聞いても答えは出なくて・・。





ただ、あなたが好きという事実だけが、支配する感情の中で、かすかに灯るの。





”現実を見なよ、夢を見てどうするの?”





だけど、あなたの仕事は、夢を与えること。





私はただ、あなたが与えてくれる夢を見ていたいと思ってしまうだけなのに・・。





いつしか、現実になってほしいだなんて、淡い期待を抱いてしまうの。






あなた以外の、誰も、好きになれない。





声を聞くだけで、思いがあふれて、涙が出そうになるの。





笑顔を見るだけで、私も幸せな気持ちになるの。




これって、恋でしょ?




好きなの。




あなたが、好きなの。




今は、どうしても、ほかの人になんか、興味、持てないよ・・。