俊也くんは、黒い髪をちゃんとセットしていて、かっこいい。
目がぱっちりしていて、女の子にモテそうなオーラがすごいする。

あ、自己紹介するの忘れてたっ!

「あ!あたし、高瀬沙姫です」


「知ってるよ。もう隣になって1ヶ月たつじゃん。」

と言って俊也くんは笑った。

「あ…そーだよね、じゃあ、沙姫って呼んで?」

「おっけー。沙姫、ね?」


俊也くんのおかげで、科学の授業も退屈しなくて終わった。

5分休み
俊也くんと話していたあたしは、
残ったノートをせっせととっていた。

「ノート写すの遅いからっ。」

逆になんで俊也くんはノート写し終わってるのか聞きたいよ。

「俊也くんが早いんでしょ?」


「俺要領いいし。」


「そうは見えないけど?」

ノート写しに必死な私は、俊也くんにかまっていられなかった。


「沙姫……
可愛い顔して毒舌ー。」