うぅ…なんでみんなして
そーゆー事ゆうかなぁ。

たしかに、そんなマンガみたいな人がいるとは思わないけど、
少しぐらい夢みたっていいじゃないー。

昼休み。

今日は新刊のマンガがでたから、
早速読んでいた。

このマンガに出てくる男の子は
まさに私の理想のタイプ。

そんな事を考えていたら
ふとさっきの友香の言葉を思い出して、
目の前に座っている先輩を見た。

最近、先輩は机を挟んだ目の前の席に座る。
この方が話しやすい事に気づいた
とかよく分からない事言ってたけど。

先輩は昼ご飯から私に目を移した。

「何みてんのー?」


「……先輩って、彼女いるんですか?」

ふと気になって聞いてみた。

「えっ、何?気になるの?」


「うーん。なんとなくです。」


「…いるよ」