ちょっと待ってよ。



あたしって…



「それ…本気?」



「マジ。」



「もっと普通に、食べたいモノとか…」



「菜々美が食いたい。」



「えっ…」



それって…



「コラッ!!サボってんじゃねぇ!!さっさとビール持ってってこいっ!!」



「あっ…」
「あっ!!」



突然のオヤっさんの声にビクっと肩を震わせた創は、



「すんませんっ!!」



「ちゃっちゃと動けっ!!」



「はいっ!!」



急いで後ろのテーブルにビールを持って行ってしまった。



そしてあたしはというと…



食べたいモノ…



アタシ…



って、



週1ペースで食べてるじゃんっ!!



アタシは後ろの席の注文を取る創をチラっと見ながらココロの中でツッコミをいれた。