「ふぅ~ん…でっ、今日の仕事に支障が出るくらい創クンと頑張っちゃった…ってワケね…」



「ゴメン…なさい。」



「否定…しないんだ。」



「…。」



出来ません。



3月15日。



ホワイトデー翌日。



あれから…



あっさりとセーラー服を脱がされてしまったあたしは、



玲夏からのメール…



写メ送るコトなんてすっかり忘れ、



何度も何度も…



意識飛ばしちゃうまで創に抱かれ続けた。



そして気がついたのは朝で…



時計を見てビックリ。



っていうか、



9時過ぎてて…



ビックリっていうより、アタマが真っ白になっちゃって…



「はじめぇ~!!」



「んあ…?」



飛び起きたあたしは隣でスヤスヤ眠る創を叩き起こし、



「ちちちち…遅刻ぅ~!!」



「はぁ?…って、ゲッ!!サタン様から着信10件…」



とりあえず会社に電話をかけ、



「あっ、佐木サンですか?スイマセンっ!!すぐ行きますっ!!」



「工藤サン…俺…やっちゃいました…」



シャワーを浴び、



「もうっ!!邪魔しないでよっ!!」



「だって目の前にハダカの菜々美が…」



ほぼスッピン状態で会社に出勤した。