ガチャ!!
「菜々美ぃ~…?」
うわっ。
創…
固まってるよ。
あたしはポカンと口を開けるスーツ姿の創を見つめながら口元を引き吊らせた。
「えっと…ドチラサン…デショウ…カ…?」
創…
喋り方カタコトになってるし。
これは…
“あたし”って言った方がいいのかな?
でも…
「えっと…スイマセン。俺…失礼しますっ!!」
「あっ!!」
そしてロボットのようにクルっと踵を返した創の後ろ姿を見つめながら、
“あたし”って言わなきゃ…
創…
どっか行っちゃう。
恥ずかしいけど…
本っ当に恥ずかしい…
ケド…
「はじめぇ~」
「は?」
「見ないでぇ~!!」
「はぁ?…ってかお前…菜々美!?なんで“んなもん”着てんだよっ!!」
「だってぇ~!!」
あたしは振り返り、目の前に跪いた創に抱きつくと、
化粧が崩れるんじゃないかってくらい創の胸に顔を擦り付けた。
「菜々…美?」
「なによぅ!!」
「なんでセーラー服なんて着てんの?」
「それは…」
そして今日がホワイトデーだってコトに始まり、
バレンタインのお返しのコト…
勝手にAV借りてったコト…
玲夏に脅されたコト…
全て正直に創に打ち明けた。
「菜々美ぃ~…?」
うわっ。
創…
固まってるよ。
あたしはポカンと口を開けるスーツ姿の創を見つめながら口元を引き吊らせた。
「えっと…ドチラサン…デショウ…カ…?」
創…
喋り方カタコトになってるし。
これは…
“あたし”って言った方がいいのかな?
でも…
「えっと…スイマセン。俺…失礼しますっ!!」
「あっ!!」
そしてロボットのようにクルっと踵を返した創の後ろ姿を見つめながら、
“あたし”って言わなきゃ…
創…
どっか行っちゃう。
恥ずかしいけど…
本っ当に恥ずかしい…
ケド…
「はじめぇ~」
「は?」
「見ないでぇ~!!」
「はぁ?…ってかお前…菜々美!?なんで“んなもん”着てんだよっ!!」
「だってぇ~!!」
あたしは振り返り、目の前に跪いた創に抱きつくと、
化粧が崩れるんじゃないかってくらい創の胸に顔を擦り付けた。
「菜々…美?」
「なによぅ!!」
「なんでセーラー服なんて着てんの?」
「それは…」
そして今日がホワイトデーだってコトに始まり、
バレンタインのお返しのコト…
勝手にAV借りてったコト…
玲夏に脅されたコト…
全て正直に創に打ち明けた。