創…



やっぱこういうの好き…



なのかなぁ?



でもこういうのって、若くてカワイイ女の子が着るからいいんであって…



あたしみたいな、



25…



いや、今年で26になるオバ…



じゃなくって、



オネーサンが着たって似合わない…っていうか、



イタいだけじゃんっ!!



せっかく貸してもらって悪いんだけど…



玲夏ゴメンっ!!



あたし…



やっぱ無理。



ってことで、



「よしっ!!帰り何時になるかわかんないけど…ご飯の準備でもしよっと!!」



そして立ち上がった瞬間、



♪~♪~



突然鳴りだした、メール受信を知らせるメロディー。



「誰だろ…って、玲夏ぁ~」



メールの相手は玲夏。



内容は…



『セーラー服、ちゃんと着れた?着たら写メ送ってねぇ♪ちなみに髪は2つに結ぶこと。』



………。



そんなの…



そんなの無理だよぅ!!



でも、写メを撮られてる以上、玲夏に逆らうコトの出来ないあたしは…



スカート…短いよぅ。



ハイソとか…最後に履いたのいつだろう。



この髪型…ほんと勘弁してぇ~!!



全身を鏡に映して、改めて恥ずかしくなったあたしはラグの上にペタンと座り込むと、



「いやぁ…」



両手で顔を覆いながら小さく呟いた。