「えっ!今からはちょっと無理やわ」


「何でなん?何かあるんか?」


「……ちょっと整理させて。急にこんなことになって、ちょっとテンパってきたわ……」


「わかった。まぁ無理もないと思う。ほなまた来るとき言うてくれ。俺は今から帰って伸也と話しとくわ」


「わかった。ほんなら、また後で」


「早よ来いよー」


そう言うと健は竜二の家を後にした。







16時、20分。


健の家に遅れて竜二が到着し、今から三人で話をしようとしていた。


「竜二、遅かったやん」


少し機嫌が悪いのか、怒り気味に伸也が言った。


「いやーすまん、すまん。何が何やらわからんかって。でも、やっぱ証明されたからには、これ確実にホンマの話やねんな。……ほんで、何か解決策は見つかったん?」


竜二の問いに対しては健が答えた。