「だが、時は三日前から事故のときまで、永遠に繰り返される。死にたくても死ねない、永遠の地獄。だが、聖の光だけは怖かった。魂ごと消されてしまう。だから私は、悪魔になろうと心に誓った。私をこんな目にあわせた世の中の全てに復讐を誓った!誰でもいい!私より不幸な者が一人でも多くいれば気が済む!」


「だから……こんなことを……」


「そうだ……私を殺せるものなら殺してみろ。無駄だ。どうせまた、戻るんだ……」


「ふーん……」


健は再び弘満の足を蹴った。ボキボキっと、骨が砕ける生々しい音が響く。


「うわあああ!痛い!」


「お前を殺す。そう言ったやろ。自分が不幸やからって……人に同じようなことすんなや!」


今度は腕を踏み潰した。


「そんなに死にたいなら……証明しろ」


健はそういうと、神の時計を弘満に投げた。


「俺はもう解放の光を伸也から受けた。一回も二回も一緒やろ?おい弘満。解放の光を俺に当てろ」


「うぅ……嫌だ……怖い……」