……この番号は現在使われておりません。


え?


どういうことや?


更にわけがわからなくなった健は、とりあえず竜二の様子を見に行くことにした。


急いで家を出て、自転車にまたがり竜二の家に向かった。


そこで、異様なものを見た。


「え……なんで?」


竜二の家が……無い。


まるでもともと無かったかのように、家が無かった。驚いた健は、伸也に電話した。


プルルルル、プルルルル……


カチャッ


「もしもし伸也、竜二って家どこやっけ?」


「え?竜二?誰?」


「……え?ほら、ハイロードのドラムの!」


「え?ハイロードのドラムは英二やろ。まだ寝呆けてんか?」