「あっ、全然いいです」


「最後に、伸也君……今年末から来年頭にかけて、あまり良いとは言えない運勢ね。大きな動くものには気をつけた方がいいわ。特に夜!あまり一人で出歩かないほうがいいわね。あと、伸也君の未来もあまり見えないわ。ごめんなさいね」


「あ、はい」


三人が占い終えると、時計は16時30分を指していた。


「じゃあ、また何か時間のことをおかしく思ったりしたら僕たちに連絡いただいてもいいですか?」


「いいわよ。そこにある紙に、連絡先を書いておいて頂戴」


書き終えた健たちがそろそろ帰ろうかと思い立ち上がると、もぅバスも出ていないし駅まで送って行ってあげるわ、と言って雪江が車を出してくれた。


車から降りた三人は、雪江に一言お礼を言って、ホームへと入っていった。