「宮田さんすごい人気だね」

西山は裕たちのところへ来ると宮田の周りに作られている輪を眺めて言った。

「転校生+可愛いとなれば野郎が群がってどんな子か見に来るのは当然の現象だな」

長原が言うと。

「でも、泉君と言ったときは笑いそうになったぜ。昨日なんかキミってよばれてたもんな」
「ああ、あれには俺も返答に困った」
「でも泉ちゃん。さっさと校内案内したほうがいいぜ桜井ちゃんに何言われるかわかんねぇし」
「そうだな」

土田の意見に従ったほうが良いと思った裕は輪の中に入ると

「校内案内するからついて来て宮田さん」
「うん。お願い」

宮田は野郎たちにまたね。と言うと裕の後について教室から出て行くと長原たち3人も続いて教室から出て行った。