裕たちは長原が近くの自販で買ってきたジュースを手にしながら脇にあるベンチに移動した。相変わらず「みっちゃん」は黙って缶コーヒーを見つめうつむいている。西山は状況がつかめずにいた様子だったが
「あの、助けてくれてありがとうございました」
と、「みっちゃん」にお辞儀をした。西山が言うには公園に呼び出されて車に連れ込まれそうになったときに偶然通りかかったらしく、そこからの展開は裕たちが登場した通りだった。
「別にいいよ。無事でよかったからよかったね」
「みっちゃん」は軽く笑うと
「でも、呼び出されたときに少し考えないとだめだと思うよ」
と、苦言を呈した。西山は「ハイ」とだけ言うと、ベンチに座りなおした。
「じゃあ最初に聞いておきたいんですが、あなたは何で裕のことを知っているんですか?」
長原が話を切り出すと「みっちゃん」はフゥと一息ついて裕の顔を向いて
「あなたのことは長野美樹ちゃんから聞いてるわ」
と言った。
「あの、助けてくれてありがとうございました」
と、「みっちゃん」にお辞儀をした。西山が言うには公園に呼び出されて車に連れ込まれそうになったときに偶然通りかかったらしく、そこからの展開は裕たちが登場した通りだった。
「別にいいよ。無事でよかったからよかったね」
「みっちゃん」は軽く笑うと
「でも、呼び出されたときに少し考えないとだめだと思うよ」
と、苦言を呈した。西山は「ハイ」とだけ言うと、ベンチに座りなおした。
「じゃあ最初に聞いておきたいんですが、あなたは何で裕のことを知っているんですか?」
長原が話を切り出すと「みっちゃん」はフゥと一息ついて裕の顔を向いて
「あなたのことは長野美樹ちゃんから聞いてるわ」
と言った。