仕方なく
俺は話し始める




「キミ
レストラン事業部の
吉井さんだよね

俺、海外営業部の
高崎」




途端に彼女は
慌てた様子で


「え!や!
すみませんでした
私あまり
他の部の方と
交流がなくて…

本当にすみません
ご迷惑お掛けしました」




「いいよ。別に。
この分だと
朝の会議にも
間に合うだろうし」


そこで彼女は
はっと何かを
思い出したように


「海外営業部って
木村さんと
同じですか?」