もう 恥ずかしくて
どうしようもなく
アタフタとする私


「いいから じっとして。」


話し方はとっても
そっけない

けど
私の血を拭う手は
とても優しかった


ドキン

ドキン ドキン ドキン ドキン

私の心臓は急に
うるさくなる

“いくら手当てでも
こんなに
カッコイい人が
私に跪いてるなんて!!”

“あぁ、でもホントに
顔も大きな手も
綺麗。  
こんな人も
世の中にはいるんだ”

“こんなカッコイい人
めったに見れないから
良く見とこう”