男の子は私に手を差し伸べて笑った。
顔がくしゃっとした優しい笑みで、笑い方が修司みたいだった。
男の子の手を取って私も笑った。
ねぇ、修司。
私は君の事が本当に大好きだけど、この子の事も同じくらい好きになっちゃちそうだよ。

私は男の子から視線を逸らして、空を見た。
空ってこんなに綺麗だったっけと思うほど真っ青な空。
天気は快晴。
気分も快晴。

ありがとう、修司。
死んでしまっても尚、私を喜ばせてくれるんだね。

ありがとう。
ありがとう。
好き。
大好き。

君は永遠に私の中で生き続けるよ。