『ん…』 あたしは明るい光で気がついた。 『あっ…諒…?気がついた…? ごめんなっ??俺、キスに夢中でっ』 祐也は目を潤ませながら、あたしに言ってくる。 祐也はずるいとたまに思う。 そんな顔されたら、誰だって、 許さないとか言えなくなる。 祐也はいわゆる、男の武器と いうやつを上手に使い分けて いるのかも知れない。