風が俺達とぶつかり合った。
後ろから優花が叫ぶ。
「ちょっ風悟!!早いよっ!!」
「ちゃんと掴まってろよ!?」
優花はさっきよりきつく俺に抱きついた。
坂を半分ぐらい降りたところで景色の移り変わる速度があがった。
俺はもちろんブレーキをかけているが、
さすがに俺の喧嘩友達も俺達二人の勢いにはかなわない。
俺らは風のように坂を下っていった。
「「気持ちいいー!!」」
大きな坂の下の方から
二人の歓喜の叫びが響いた。
end.
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…