ジンの注意を何一つ聞いていない。

「どうよ、これっ!!」

どうやら、DSのゲームで高得点を出したのを自慢したいらしい。

全く無表情を崩さないままジンがレンを横目で見る。

「『どう』とは?」

「完っ璧だろっ!?」

そう言われて、ジンはDSの画面を一瞥した。

レンは、自信有り気に口端をあげ笑みを浮かべている。