「見て見てこれーっ!!」

ジンの背後からジンに抱きつくあたしごと抱き寄せられた。

ジンは溜息をひとつついて彼に注意した。

「抱きつくな」

もちろん、レンだ。

ジンの後ろの背凭れに腰掛けて、大人しくあたしのDSで遊んでいたレンが、あたし達の身体に腕を回し目の前にDSをかざして、あたしとジンの間に顔を出し、ジンにDSの画面を示す。