ぞくりと悪寒が走る。

次の瞬間、あたしは考えるより先に身体が動いてて、間にあったテーブルを踏み越えてジンに抱きついていた。

「イヤ、絶対にイヤ!! もう、ジンが再生出来なくなるかもなんて考えたくもない!! すぐに直す!!」

ジンに抱きついて、ヨシちゃんを振り向き訴える。

あたしの身体をジンは受け入れて右腕で力強く支えてくれる。

けど、

「ダメだ」

と言葉はやっぱり否定的だった。