「『大丈夫だとは思えない』って?」

ヨシちゃんの言葉にジンよりも早くあたしの方が反応してしまった。

「リッカがこの片腕のジンを気に入ってるみたいだし、直す方法も無いから言わなかったけど、このまま放っておいたらもっと壊れるんじゃないかって心配していたのよ」

「それって、再生出来なくなっちゃうかも知れないって……事?」

「わからないけど」

ヨシちゃんがこう答えて頷いてみせる。

ジンはと言えばそれについては何も答えてくれない。