「何だ? オリジナルのジンはそういう趣味があんの? 縛ってからヤルのが好きなのか?」

あたしのレンが茶化すようにこう言ったけど、オリジナル・ジンはどこ吹く風と全くレンの言葉を無視してあたしの手首を縛り終えると、すっとあたしの身体に手が伸びてきて思わず、

「きゃっ」

とあたしは声を上げてしまったけど、何の事はなかった。

ジンに抱きかかえられたかと思うと、そのまま床に転がされた。

けど、両手後ろに縛られて床に転がされたら、起き上がるの、ちょっと苦労しそう。