鏡に映したようとはこのことで、本当にそっくり。

もちろん、あたしのレンがこのオリジナルのコピーのはずだから当然なんだけど。

「レプリカのくせに生意気なっ!!」

「てめぇはジャイアンかっ!!」

って低次元なレン達の言い合いの間を割って、

「俺のレプリカはどうした?」

と聞いたのは、もちろんオリジナル・ジンだった。

オリジナル・ジンはネクタイの結び目に指を入れて緩めながら、視線はレンに定まったまま答えを待っていた。

「お前ら何か片付けるのに俺一人で十分だから置いてきた」