「ごめんな、待った?」




『う、ううん・・・』




彼はあたしの肩に手を回して言った。





「っち!

男連れかよっ!!」


「行こうぜ!!」





それを見た男3人は、


文句を言いながら去っていった







『た、助かったぁ〜・・・


ありがとねっ』





「いや、当たり前だろ。


彼女ナンパされて、無視するヤツなんて、普通いねーし」





『うん、ありがとっ!!


お兄ちゃん』





「どういたしまして。


それじゃあ、行こうか」





『うんっ!!』






あたしたちはどちらともなく、


自然に手を繋ぎ、歩きだした