あたしは、お兄ちゃんのためなら――





「ねぇ、かわいいねキミ!」



「ひとり?」



「俺らと遊ばない?」





あたしが考え事をしていると、


急に話しかけてきた、男3人





『えっ・・・


いや、待ち合わせしてるので・・・』





少し俯き具合で、彼らを観察すると、



見た目、すごくチャライ・・・


ピアス、いくつ開けてるの・・・?



って感じな人たちだった。





うわわぁ~・・・



あたしが苦手な感じの人たちだぁ・・・



どどどうしよう・・・っ





あたしが焦っていると、


ねぇねぇ


と、言い寄ってくる、男3人。






いや、ほんとに勘弁・・・





『あの・・・っ


ホント、すいませ「待たせたね」



・・・・っあ!』





その声に、顔を上げると・・・