「石山先生?」





声が震わないように、出来るかぎり明るい声で……






振り返って、





「麻…夜……。どうして?!」





そう言いながら、私に近づいてきて抱きしめられたんだ………






「えっ……、せん……せ?離して……、ここ学校だから……」






逃げようとしても、離してくれない。






「誰かに、見られたら誤解されるから……」






「いいから、あと少し…少しだけ…こうしててーー…」






こんな風に言われたら、逃げれない……






私の気持ちは、口ではイヤがってる風に言ってるけど、心は…身体は…







石山先生を求めてるから……