「麻夜ーーー?!どうした…、おーーいっ、麻夜ちゃん!!」







「へぇっーーー…?!」







と、我に返り思わずこんな返事を……










「えっ、あっ…ごめん、なさい……。
私ーーー…、先生の事がス、キで……。
ずっと…、中学生の時から………」









私、いっ、ちゃったーーーーー!!!!
どうしよ〜〜〜、私…、もう、、ダメ………








そう想うと、胸がズキズキと痛くて、石山先生に背を向けて……、泣いていたんだーー…







ふいに、ふわぁっと温かいものに包まれてーーーーーー








それはぎゅぅっと、強く………
石山先生に抱きしめられていてーーーー







そっと、優しく手で涙を拭いてくれ……







「麻夜、泣かない。
どうして、泣くの?
ありがとう、麻夜…
すごく嬉しいよ。
でもね、麻夜。先生はーーーーーーー」










そう、石山先生は既婚者。お子さんもいる。





だから、私は絶対に…、そう、どんなに石山先生に聞かれても言ってはいけなかった一言を言っちゃったんだーーーーー






困らせたくないのに、困らせてしまってる。