後ろから、ぎゅっと石山先生に抱きしめられてたんだー……







「せん…せっ……。ダメ…ですから…」







と、石山先生に抱きしめられてる事が嬉しいのに…、認めたくない、私。







「麻夜が悪い…。あんなに可愛い姿見せられたら、先生だって…我慢出来なくなる。もう少しだけ…、こうしてたいー……」









そう言って、石山先生はさらにきつく私を抱きしめて……






私のドキドキを気づかれたくない…
と思えば思うほどに、胸の鼓動は高まり……






「麻夜、ドキドキしすぎ…」





笑いながら、石山先生に言われて恥ずかしくて……






「ありがとう、麻夜。さあ、中へどうぞ…」






そう、部屋に入ってすぐに抱きしめられていたから…、入口でいたままで…







部屋の中は、シンプルで心地好い音楽が流れていて…






ソファーにテーブル、そして奥には……ベッドーーーーー









急に、落ち着かなくなりソファーにも座らず立ち尽くしていたら…







「麻夜、ここに座って」







石山先生の隣を、ポンと叩かれ言われたけど、恥ずかしくて、少し距離空けて座ったら…