石山先生は、部屋に着くまでずっと手を繋いでくれてー……





でも、私は恥ずかしいのとドキドキで、ずっと俯いたまま……





そんな私に、石山先生は…






「麻夜?どうしたの?!
顔、真っ赤だよ…。
なに、想像してるのかな??」







なんて言われて、勢いよく顔を上げると…、石山先生と目が合い、







「やっと、顔見せてくれた。」







と、ぎゅっと繋いでいた手を握り締めてくれたんだ。






部屋の前まで来て、石山先生は私に…、







「麻夜ちゃん、どうぞお入り下さい」







と、笑いながら私を先に部屋の中に入れて、ドアを閉めたらーーー