そんな私の様子に気づいたのか、石山先生が…






「麻夜ちゃん、どうしたのかな?!疲れてるの?それとも…、何か考えてたでしょ?」






なんて、イジワルに笑いながら私の手をぎゅって握るから……






私の身体は、ビクッとしていっそうドキドキが止まらなくなりー……






「麻夜、本当に可愛いね。食べちゃいたいよ…」







思わず、えっっ!!なんて声出してしまい、恥ずかしくなって俯いたら……







「なんてね。麻夜は先生に食べられるのイヤ?!
冗談だよ…」








石山先生ー……
お願い、これ以上いじめないで!!
私、ドキドキで胸が張り裂けそう……







程なくして、車が着いた行き先にー……







私の気持ちは、どうしようもないくらいに落ち着かなくなったんだ。






だって……







着いた先は、ホテルだったんだからーー………