静かな車内には、石山先生と私の息遣いだけー……





何度も何度も……
私の唇を求める先生ーー………






「んっー…、あっ…、せん、せっーー………」






息が出来ないくらいに……苦しくてー……





口を開ければ、石山先生の舌が侵入してきて、私の口の中を激しく動き回りーー………





ようやく、唇が離れたかと思えば…、唇を啄むような優しい口づけを………





もう、ダメーー………








すると、石山先生に伝わったのか、ぎゅっときつく抱きしめらーー………







「麻夜か悪いんだからね…あんなに可愛い声出されたら、キス止まらなくなるんだからー……」






そう言いながら、1番好きな笑顔で私の事を見つめて話す石山先生の顔を見て……









私の想いは、静かに扉を開いたーー………







決して叶うハズないと想い、カギをしていたあの頃の気持ちがーー………






でも、この想いは想わぬ方向へと……