着いた先は遊園地。
ベタだけど嬉しいな。


「何乗りたい??」

「んーとね、ジェットコースター!!」

「えっ!マジで!?あれにのるの!?あれお腹がウワッってなるじゃん!」


慌てて否定する祐真をよそに私はグイグイ祐真を引っ張っていく。






「よし!着いたよ!祐真」

「うわぁ〜…ホントに乗るの…?」

なおも小さな抵抗を続ける祐真を私は押した。その時、誰かにぶつかった。


「いったぁ〜…」

「ごっごめんなさい!まさか当たるとは――――」



「繭?」

「え?」



「ほらーっ!やっぱり繭じゃん!!どーしたの??デートですかぁ〜?」


「うん、いや、まぁね///」

「私もデートなんだよ!ねぇっWデートしないっ!?」

「おっ!!いいねぇ!」






…………て待てよ?
萌花がデートていうことはだな?


うっそ、祐介も居るんじゃんか!!


やばいやばい、断らないとっ!!




「萌花―――――」
てもう居ねぇっ!!


祐真の顔色を伺うとやけに笑っていた。
しかし目が笑ってないし……こ、こえ〜…;