と祐真は、はにかんだ。
なぁーんだ。祐真だって恥ずかしかったんじゃん。

「俺も繭が好き」

「……///」

そっと抱きしめられた私はそのまま祐真に身を委ねた。
ホントに私祐真が大好きだよ。

<キーンコーンカーンコーン>

「チャイム鳴ったから教室戻らないとね。ちなみに次俺の授業だから」

「えっ!うそっ!?ホントに!?」

「次俺の授業出なかったらお仕置きな?」

「出るし!///お仕置きなんかされてたまるか!」

「繭は素直じゃないなぁ〜」

「うるさい!///」

私は祐真を放って一目散に教室へ向かった。
まだ顔が火照ってるし、心臓だって潰れそうだ〜。

「こんなのいつもの私じゃないなぁ〜…」

<ガラッ>


「あっ!繭!大丈夫だったの??貧血?」

「ん、大丈夫だよ。心配かけてごめんね萌花」

「俺も心配してたんだけど?」

「あ、そか。ごめんねありがとう」

「いーよ、別に」

祐介は一度も私を見ない。やっぱアレ気にしてんのかな…?
今は聞けないけど、いつか聞こう。

「次英語だよね?うはぁ〜柳川先生来るね!」

「……冷やかさないでよ///」


<ガラガラッ>

「明日テストだから自習でいいかな?」

女子が口々に『なんでもいいですぅ〜///』って赤くなってる。

うるさいな〜…全くイケメンオーラ噴出させないでよ…バカ祐真。
なんか妬けるじゃんか。