「ごめーん!移動教室だって忘れててさ」
「繭、そういうとこだけ駄目だね」
笑って席をすすめる萌花。
萌花もかなりザックりした性格なんじゃ…。
「よ、遅かったな」
「祐介」
「なんだよ?」
「ううん、何にもない」
「そっか」
そうだ。私はまだ祐介に返事してないよね。
ハッキリ言わなくちゃ『祐真と付き合いだした』んだってこと。
祐介なら『頑張れ』って言ってくれるだろうし。いつからだろう…?
こんなに祐介のこと信じられるようになったのは。
それもこれも、全部祐真が居たからかな…?
「ね、繭!今度の土曜さ、遊びに行かない?」
「えっ!」
「あっ!もしかして、駄目だった!?ごめん!駄目ならいいよっ」
「あ…いや、駄目っていうか…なんていうか…」
「どっちなの…?」
困った顔で私を見る萌花。
どうしよう…土曜は祐介と約束…ってでも行くとはまだ決まってないし……。
いざとなれば、祐介を説得して一緒に遊べるし…。
「うん……いいよ」
「ホント!?うわ〜久しぶりだよね!繭と遊ぶの」
「そう?前だって帰りにマック寄ったじゃん」
「そうだけどさ!楽しみにしてるよ!」
「うん、私も楽しみにしてる」
チラッと祐介の方に目をやる。
そうすると、祐介の顔がだんだん雲っていくのが目に見て分かる。
ヤッバ〜…余計なこと言っちゃったんだ。
ていうか、いつもなら無理だったらすぐに断るのに今日はなんで断れなかったんだろう…?
「次、教科書の201ページ開けなさい」
授業の内容が頭に入って来ない。
「繭、そういうとこだけ駄目だね」
笑って席をすすめる萌花。
萌花もかなりザックりした性格なんじゃ…。
「よ、遅かったな」
「祐介」
「なんだよ?」
「ううん、何にもない」
「そっか」
そうだ。私はまだ祐介に返事してないよね。
ハッキリ言わなくちゃ『祐真と付き合いだした』んだってこと。
祐介なら『頑張れ』って言ってくれるだろうし。いつからだろう…?
こんなに祐介のこと信じられるようになったのは。
それもこれも、全部祐真が居たからかな…?
「ね、繭!今度の土曜さ、遊びに行かない?」
「えっ!」
「あっ!もしかして、駄目だった!?ごめん!駄目ならいいよっ」
「あ…いや、駄目っていうか…なんていうか…」
「どっちなの…?」
困った顔で私を見る萌花。
どうしよう…土曜は祐介と約束…ってでも行くとはまだ決まってないし……。
いざとなれば、祐介を説得して一緒に遊べるし…。
「うん……いいよ」
「ホント!?うわ〜久しぶりだよね!繭と遊ぶの」
「そう?前だって帰りにマック寄ったじゃん」
「そうだけどさ!楽しみにしてるよ!」
「うん、私も楽しみにしてる」
チラッと祐介の方に目をやる。
そうすると、祐介の顔がだんだん雲っていくのが目に見て分かる。
ヤッバ〜…余計なこと言っちゃったんだ。
ていうか、いつもなら無理だったらすぐに断るのに今日はなんで断れなかったんだろう…?
「次、教科書の201ページ開けなさい」
授業の内容が頭に入って来ない。